2017年02月

汎用旋盤とは?

PPC_senbannomitudumecyakku_TP_V

旋盤とは?

まず旋盤(センバン)がどういった機械なのか説明しましょう。

簡単に言えば製品を回転させて削る機械です。

そのため、基本的には丸い形状しか出来ません。

丸棒にネジを切りボルトにすることも出来ます。

丸棒形状から穴をあけてパイプ形状にすることも出来ます。

基本的には三つの爪で製品をつかみます。

ですが、四角い製品をつかんで作業したいときもあります。

そんなときは、四爪に変更します。

三つよりも四つの方が作業は難しいです。

なぜでしょうか?

旋盤とは製品を中心につかまないといけないのです。

本当に中心につかめているのか確認することが容易ではないのです。

四角いものが回転しているのを想像してみてください。

少しずれていてもわからないですよね。

丸いものだと見た目でわかりますよね。

四角いものから旋盤で削りたいときは熟練の旋盤やさんにお願いしましょう。

熟練の職人さんだと、こんなものまで旋盤で?って思えるような作業をこなしてくれます。

08bb92183508e7c730d8e88aee3af853_s

例えばこんな四角い鉄板に穴あけ作業だって出来ちゃうんです。

ボール盤でやった方が楽ですけどね。

機械は使い手によって出来る範囲が変わってしまいます。

汎用機械ほど腕の差が大きく出るものなんです。

機械を使い色々なものを作る楽しみが味わえるんですよね。

 

 

p.s.

ちなみにNC旋盤は難しい形状を入力した通りにできあがります。

汎用旋盤ではできないような形状はNC旋盤のお仕事です。

ステンレス溶接後の電解研磨

溶接継手

 

SUS(ステンレス)溶接の焼け跡を綺麗に除去&表面ピッカピカ

への字に曲がっている箇所をTigにて溶接しています。

もちろん溶接しているからには焼け跡がありましたよ。

焼け跡の処理として電解研磨を選択しています。

焼け跡の処理にも色々とありますが、見た目が綺麗で腐食し難いというポイントでの選択になります。

ちなみに下の画像が電解研磨前になります。

ファイル_000 (26)

 

ちょっとザラザラしたような感じの所も電解研磨後(上の画像)は光沢感が半端ないですね

元はこんな感じで白っぽいんです。

焼け跡も色が変わっています。

電解研磨でステンレスの表面が溶解し、不動態皮膜が生成されるので非常に高い耐食性が得られます。

ちなみにバフ研磨では非常に細かな研磨粉が表面に入り込むため見た目はピカピカですが不純物が落ちきれずに腐食の原因にもなりかねません。

溶接と焼けの処理は用途により適切なものを選択します、

もちろん溶接焼けを処理しないという選択もあります。

溶接の相談時には後処理も一緒に考えましょう。

小学生の工場見学は金属プレスと金型の工場へ

children

本日は近所の小学校からの工場見学です。

先日小学生たちが工場見学のアポ取りに来ていました。

先生方ではなく自分たちでアポ取りして「見学させてください」との申し入れ。

2月7日に工場見学とお約束しました。

あれ?本日は2月10日ですよね?

実はインフルエンザで残念ながら日にちの変更だったんです。

インフルエンザ流行ってるみたいですね、私は経験無いんですが。流行に乗れないタイプです(笑)

そんなわけで本日の工場見学には元気よく来てくれました、良かったなぁ~。

うちのファクトリーマスターの山下君が子供たちに色々と教えたり、質問されたりでしたよ。

帰りには皆「有り難うございました」っていっぱい言ってくれました。

私も来てくれて「有り難うございました」と。

 

p.s.

皆さんインフルエンザには気をつけましょう。

うがい手洗いですよね。